2017年6月16日金曜日

オークションマテリアルのご紹介 菊10銭 在中国局の無加刷使用例

Lot.45 在中国局 無加刷 菊切手の在中国日本局における使用例。日専によるとごく少数しか報告されていない。初年度使用   
最低値30,000円


菊10銭、中型年号2字 SHANGHAI 99.MAR18 IJPO。YOKOHAMA, VANCOUVER経由バージニア州STAUNTON宛て外信書状。米国内でテキサスへ転送、到着印:TEMPLEITEX APR.14 1899。
在中国日本局では、手彫切手の一部や小判切手、記念切手も発売されたが、こと菊切手に関しては、1899年(明治32)の発行時には従来の小判切手の在庫が多く、また一年後の1900年(明治33)に支那字加刷切手が発行されたため、無加刷の使用例がほとんど報告されていない。 

在中国局のマテリアルとして、文句なしの珍品です。記述の通り在中国局での無加刷使用例は大変少なく、郵便史的にも、菊切手のコレクションにも貴重なマテリアルです。支那字切手のコレクションのフォアランナーとして切手展の作品に組み込めばワンランク上のコレクションが出来上がります。








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